スタッフブログ犬の散歩中に引っ張られて腕を痛めた(30代女性)~近位橈尺関節の不具合(保険適用)

暖かい日が続いて半袖で過ごせる日が増えてまいりましたが、皆さん体調はいかがでしょうか?

今回は以前ご紹介した、犬の散歩中にリードを引っ張られて負傷された女性とは異なる施術内容についてご紹介します。来院した際に伺った詳細は下記の通りです。

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来院時の状況・問診内容

・元気な中型犬が勢いよく走りだしそうになった時にリードを強く引いて静止させた際に負傷した。
・肘の曲げ伸ばしでは痛みを感じない。
・手のひらを表や裏に動かした際に手首へ違和感や時折痛みがある。
・手首のストレッチをしてもあまり変わらない。
・熱は無く、触っても痛みは無い。

上記の状況を踏まえて判断すると、強く引っ張られたことにより近位橈尺関節(肘側にある前腕の関節)へ不具合が発生と考えられます。この症例は外傷となりますので保険適用となります。

症状によっては専門医へのご相談が必要です

上記の症状に当てはまらず、肘関節の等尺性運動(肘を軽く曲げた状態で曲げ伸ばしせず、一定の位置で力を入れてキープする)で痛みがある場合は筋肉を傷めている可能性があります。この時は接骨院・整骨院での施術が可能です。他にも首を動かした際に肩や腕、指先にしびれがある場合は神経の損傷が疑われますので、専門医への相談をオススメします。

応急処置と施術方法について

応急処置として今回のケースでは痛みや熱がありませんでしたが、感じる際にはアイシングを行って下さい。そして、無理をしないようにして接骨院・整骨院、専門医への受診をお願いします。当院では患部の痛みが強い場合、電気治療で筋肉の緊張を下げると同時に痛みをとります。次に問題となる関節を正しい方向へ動かす事で違和感や痛みを取り除きます。

今回のケースでは、近位橈尺関節に対して関節モビライゼーション(関節に対して疼痛・可動域制限の改善を目的として低速度かつ反復的な動きを加えること)を行い、「ポキッ」と音と共に違和感や痛みが解消されました。最後にかばうように腕を使っていたので、無理がかかっていた関節の動きを回復させ、筋肉をほぐしました。

その後は関節を動かせない期間が長かった場合は運動療法を行い、筋力を回復させます。楽しいワンちゃんとのお散歩の為にもお気軽にご相談ください!