スタッフブログ自転車に乗ると膝が痛い~腸脛靭帯炎(ランナー膝)かも

みなさんこんにちは。関東も梅雨入りして徐々に湿度が上がってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。今日は膝の痛みについてのお話です。

最近の健康ブームや通勤電車の混雑解消のため、自転車を使う人が増えています。都内では自転車移動はとても便利ですよね。また、近年ではロードバイクなど長距離用の自転車に乗る人も増えています。今日はそんな自転車に乗っていて起こる膝の痛み(腸脛靭帯炎)について説明していきます。

腸脛靭帯炎とは?

まず、腸脛靭帯炎(ランナー膝)とは、腸脛靭帯とは太ももの外側にある筋肉・靭帯で、骨盤の外側からひざ下の外側につきます。膝の外側の安定を保つ働きをしますが、膝の曲げ伸ばしをすると腸脛靭帯は膝の外側で脚の骨と少しこすれます。

日常の範囲内であれば問題はないのですが走ったり、ジャンプ動作自転車こぎなど繰り返し膝を曲げ伸ばすことで、腸脛靭帯と膝がこすれる回数が増えてその時の摩擦によって腸脛靭帯炎が発生します。長距離走る選手に多いことからランナー膝とも呼ばれています。つぎに腸脛靭帯炎の原因を挙げていきます。

・O脚

膝の外側に常に圧がかかっている為、膝の曲げ伸ばしの際に靭帯がこすれやすい。

・走るフォームが悪い

例えば外側(小指側)に体重が乗ったような走り方をしているとO脚の時と同じ状況になります。

・自転車でのフォームが悪い

膝がトップの位置に来るときに外側に開いてはいませんか?膝が開いたポジションからペダリングをすると、腸脛靭帯をこすりつけるように膝を伸ばすということになります。

・靴があっていない

靴底の外側が減っている場合O脚のようになってしまいます。

・オーバーユーズ

フォームを意識していても急激に使いすぎてしますと腸脛靭帯炎が発生します。

・筋肉の柔軟性の不足

太ももの外側とお尻の筋肉が硬くなっていると腸脛靭帯炎をおこしやすくなります。

腸脛靭帯炎の症状

・走っているときに膝の外側が痛む
・休むと痛みが治まる
・自転車をこいでいると膝の外側が痛む
・悪化してくると膝の曲げ伸ばしで痛みが出てくるようになる
・痛みで膝を伸ばしたまま歩くようになる
・痛みを我慢していると休んでも痛みが治まらなくなる

当院ではこのような方が来院した際はまずアイシングから始めます。炎症で熱をもっていると痛みが治まるのが遅くなってしまいます。炎症を取り除いたら原因となっている腸脛靭帯やその周辺の筋をほぐして緩めていきます。

重症の場合、急にストレッチをかけると痛みが出てしまうので様子をみながら行います。足首や膝、股関節の調整をし、アライメントを正して最後に運動指導をしていきます。腸脛靭帯炎にならないよう、またなってしまった時の注意点を挙げていきます。

腸脛靭帯炎にならないための注意点

・ウォーミングアップ・クールダウンをしっかりと行い筋肉への負担を減らす
・正しいフォームを心がける
・必要であればインソールの調整を行う。このとき左右で調整が異なる場合もあります
・運動量を調整してオーバーユーズに注意する
・ひざに痛みがある場合は練習を中止し、アイシング・ストレッチを行い安静にする
・腸脛靭帯炎と診断された場合は約1か月運動禁止になることもある

腸脛靭帯炎は部活動や市民ランナー、最近運動量を増やした人に多く見られます。膝の痛みが気になる方はお気軽にご連絡ください。

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