スタッフブログ背中が痛い!ぎっくり背中(60代女性・主婦)~関連痛・放散痛にも注意

みなさんこんにちは。毎日暑い日が続き熱中症になる方が増えてきていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。今日は背中の痛みについてのお話です。実際に来院した方を例に説明していきます。来院時の状況は以下の通りです。

来院時の状況・問診内容

・重いものを持ち上げようとしたら背中に激痛が走った
・その後深呼吸でも背中が痛い
・手足のしびれはない
・職業は専業主婦
・スポーツは太極拳を週に4回
・毎日セルフストレッチを行っている
・もともと猫背で肩甲骨周りが硬い
・最近少し睡眠不足で疲れ気味だった
・触診をすると背骨の際左側肩甲骨下の高さあたりにしこりのようなものがある

以上のことから、この方は筋筋膜性の急性背部痛(ぎっくり背中)だと考えられます。

急性背部痛(ぎっくり背中)とは?

ぎっくり背中とは、背中を構成する筋肉の一部が微細断裂・損傷した状態です。筋肉といっても細い筋繊維や筋肉を包む筋膜の損傷ですので、太い筋肉の断裂で起こるブチッというような大きな音はしません。微細な断裂ではあるものの徐々に傷つくのではなく、何らかの衝撃によって起こった損傷ですので急激な痛みがでます。

この方の場合は睡眠不足で疲労がたまり、もともと伸縮性の弱かった肩甲骨周辺の筋肉に重いものを持つという衝撃が加わりぎっくり背中が発生したと考えられます。

背中の痛みに関する注意点

背中の痛みを分類するときに気を付けなければいけない点があります。関連痛・放散痛です。これは内臓の異常が背中の痛みとして出てくるものです。一般的に背中に出てくるといわれている関連痛・放散痛を挙げていきます。

・心臓(心筋梗塞・狭心症・心不全)…左肩~背中、胸部、左腕
・肝臓・胆嚢(肝臓がん・胆石・胆道疾患)…右肩~右肩甲骨、腰
・胃(胃潰瘍)…左背中、上腹部
・腸(十二指腸潰瘍・腸捻転)…左背中、上腹部、脇腹~背中

上記の部分の背中の痛みが絶対に関連痛・放散痛というわけではありませんし、関連痛・放散痛が必ず上記の位置に出るとも限りません。

あくまで一般的に多いといわれているということですが、頭の隅に入れておくと安心ですね。今回の方は関連痛・放散痛ではないと思われましたので、筋肉由来のぎっくり背中として施術を行いました。

具体的な施術方法と運動指導

最初は痛みが少ない体勢で電気を使って痛みを抑えていきます。その後患部周辺の筋肉を緩めて、インナーマッスルが正しく使えるように筋肉を教育していきます。筋肉が固まってしまってできているしこりに対しては鍼や超音波なども使用します。

日常生活では無理のないレベルで普段通りの生活をするように指導します。痛いからといって寝込んでしまうとインナーの筋肉がどんどん機能低下してしまいスリープモードになってしまうので、治りも遅くなり再発もしやすくなってしまいます。痛みのピークは3~4日と言われていますので、痛みの強い場合は痛み止めを飲んでも構いません。痛みが減ってきたら再発予防のためのインナーを中心としたトレーニングを指導していきます。

早期回復のためにも痛みがある場合はご相談ください

急激な痛みは不安にもなります。早めに施術を行えば回復も早くなりますので、痛みが出てしまった際にはご相談ください。